カツ丼用語集
正しい知識がカツ丼道の第一歩。全用語をカテゴリ別に完全収録。
基本用語
4語カツ丼(かつどん)
[katsudon]揚げた豚カツ(cutlet)をご飯の上に載せた丼もの。日本の国民食の一つ。世界最高の料理(異論は認める)。
カツレツ
[katsuretsu / cutlet]西洋のcoteletteが語源。パン粉をつけて揚げた肉料理。カツ丼のカツはここから。
丼(どんぶり)
[donburi]深めの陶器製の器。転じて、ご飯の上におかずを載せた料理全般を指す。カツ丼はこの器の中で最高の進化を遂げた。
卵とじ(たまごとじ)
[tamagotoji]溶き卵で具材を閉じる調理法。カツ丼の核心技術。半熟の見極めが職人の腕の見せ所。
肉の部位
3語ロース
[rosu / loin]豚の背中側の肉。適度な脂身が特徴。カツ丼の王道部位。ジューシーさと肉感のバランスが最も優れる。
ヒレ
[hire / tenderloin]豚の脊椎近くの肉。脂身が極端に少なく、柔らかい。上品なカツ丼を好む紳士淑女の選択肢。火入れの難易度が高い。
肩ロース
[kata-rosu / shoulder loin]首から背中にかけての部位。脂肪の網目(サシ)が入り、濃厚な味わい。大衆食堂のカツ丼によく使われる。
衣(ころも)
3語パン粉(パンこ)
[panko]カツの衣に使う粗めのパン粉。「生パン粉」と「乾燥パン粉」で食感が全く違う。生パン粉はサクサク、乾燥パン粉はカリカリ。
バッター液
[batter]小麦粉と卵を混ぜた液体。肉に塗ってからパン粉をつける。衣の密着度を決定する重要な中間層。
二度揚げ
[nido-age]低温で一度揚げた後、高温で二度目を揚げる技法。外はカリッ、中はジューシーを実現する上級テクニック。
味付け・出汁
4語割り下(わりした)
[warishita]醤油・みりん・砂糖・出汁を合わせた調味液。カツ丼の味を決定する最重要ファクター。店ごとの秘伝がここにある。
出汁(だし)
[dashi]鰹節・昆布・煮干しなどから取る旨味の抽出液。日本料理の魂。カツ丼の出汁は店の哲学が最も表れる部分。
八丁味噌(はっちょうみそ)
[hatcho-miso]愛知県岡崎市発祥の豆味噌。味噌カツ丼の核。深いコクと渋みがカツの脂を受け止める。300年以上の歴史がある。
デミグラスソース
[demi-glace sauce]洋食の基本ソース。岡山のデミカツ丼で使われる。何十年も継ぎ足された老舗のデミグラスは替えが効かない。
食べ方・作法
4語蓋取り(ふたとり)
[futa-tori]カツ丼の蓋を開ける行為。カツ丼攻略における「開戦」を意味する。湯気が立ち上る瞬間が最もドラマチック。
七味(しちみ)
[shichimi]七味唐辛子。カツ丼のアクセントに使用。投入量とタイミングが味を左右する。攻略法#3「七味量子論」を参照。
大盛り(おおもり)
[omori]ご飯の量を通常より多くすること。カツ丼修行の第一歩であり、中級者以上は「大盛り+卵追加」がデフォルト。
つゆだく
[tsuyudaku]出汁(つゆ)を通常より多くすること。ご飯に出汁が染みて最後まで美味しくなるが、衣がふやけるリスクも上がる。トレードオフ。
スラング・隠語
4語カツ丼走り
[katsudon-bashiri]ランチタイムにカツ丼を食べるために全力ダッシュすること。主にオフィス街で観測される。
カツ丼負け
[katsudon-make]カツ丼を完食できなかった状態。修行不足を意味する。恥ずかしいことではないが、次回に向けた反省が必要。
丼底(どんぞこ)
[donzoko]丼の底に残った出汁とご飯粒の混合物。これを最後に掬い取るかどうかで人間性が問われる(と一部では言われている)。
カツ丼ハイ
[katsudon-high]最高のカツ丼を食べた直後に訪れる多幸感。脂質と炭水化物の摂取による脳内ドーパミンの大量放出が原因と推測される。医学的根拠はない。
22語
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